- 2015年07月19日
- 「気管支ぜんそく」と診断されたら
ポイント 発作の起こらない治療をすれば、全く健康な方と同様の生活ができる病気です。
ポイント1. 病気のもとは、「慢性の気道炎症」
気道の炎症を抑える薬をしっかり使いましょう。(吸入、内服薬)
発作は、気道炎症の悪くなったあらわれです。
早期受診にていつもより厚目の治療(ステップアップ)薬を短期間使用にて改善します。
ポイント2. アレルギーが原因のぜんそく(アトピー型ぜんそく)と言われた方は環境を見直し、アレルゲンをできるだけ避けましょう。
原因は、ダニ、ハウスダスト、カビなど呼吸により気管支に入り込むもの以外に、牛乳や卵などの食べ物の場合もあります。
〇ふとんは天日干しか花粉シーズンは乾燥機を使用
〇できればペットは飼わない。飼うのであればこまめに、シャンプーをする。
〇患者さんはもちろん、受動喫煙を防ぐため御家族全員の禁煙が望ましい。
〇アルコールはほどほどに。
ポイント3. 発作時には早めの受診し、適切な追加治療を受け大発作にならないようにしましょう。
ポイント4. ぜんそくは患者さんの自己管理が大切な病気です。
ご自身でも気道の状態を把握できる方法があります。ピークフロー(最大呼気流量)を測る方法にて簡単に気道の状態を推察可能です。市販のピークフローメーターにて、ご自宅で簡単に気道の状態を把握できますのでご相談ください。